ここ数日は筋トレを始めたせいか性欲が急激に上がってしまい、初めの2〜3日よりも辛かった。ほとんど寸止めまで行ってしまったので、リセットとして扱ったほうがいいような気もするが、リセット認定したらしたで「じゃあ満足行くまでやればよかった!」という気持ちになるはずなので今回はセーフ!(なんじゃそりゃ)。 【アルコールは自制心を弱くします】 寸止めまで行ってしまった原因は、ちょっと人間関係で憂鬱になることがあったことと、それを紛らわすために酒を飲んだことだと思う。 酒の影響は特に大きかった。アルコールは理性的な心の働きを妨げる力がとても強い。仏教で飲酒が禁じられているのも納得だ。僕はは普段酒をほとんど飲まないこともあって、禁欲中に酒を飲むとどれほど辛いのか予測を誤ってしまった。オナ禁中は一人で酒やその他ドラッグをやらないほうがいい。 【性欲のそもそも論】 ところで「性欲」とはそもそもなんぞや。自分で書いておきながら、どうも「性欲が湧く」とか「性欲が上がる」といった表現に引っかかる。 いったい性欲はどっから「湧いて」くるのか? 性欲が「上がる」って喩えを使う時、具体的に僕は何を思ってそのように言うのか? ていうか、性欲は「思う」もの?なの?か? 性欲を解消しなかったからといって、ある日突然ちんちんがポンッと爆発するようなことはない。その点で性欲は睡眠欲や食欲とは質的に異なる。「私」の生存に不必要な、「私」を超えた目的のために与えられている、不思議で特権的な欲求だ。 (仮にすべての人が性欲がまったく持たない世界を想像すると、ずいぶんと苦しみが少ないことがわかると思う。僕にはこれが、人間は自分のためだけに生きることができないことの証拠のように思える。) ちょっと食欲と性欲で似ているなと思うのは、欲求を解消する行為の対象に嗜好性が介在することだろう。巨乳がいい、いやスレンダーがいい。イタリアンがいい、いや中華がいい。といった感じに。 プリミティブな欲求には、和食もフレンチもなければ、ぽっちゃりもSMもない。僕の食べ物の嗜好は、生まれてこのかた口に含んだいろいろな料理の味や、誰とどこで食べたかといった記憶、食あたりした経験、社会やメディアが料理に与える印象など、さまざまな記憶とそれに付随する感情によって編まれている。 ...