【9日目】自己改善教に入信

禁欲生活も9日目。
ここ数日は結構楽だったな。

オナ禁を本気で始める前はものすごく高いハードルに思えて性欲には抵抗できないものだと思ってたけれど、しっかり準備してチャレンジしたら意外と頑張れることがわかった

こう思えるのって自己効力感が上がったっていうのかな?
あんなにも無理だと思っていたことが9日間できたのだから、他の悪い習慣も9日ぐらいはやめられるって希望が持ててきた。

以前ちらっと読んだ「悪い習慣をやめる方法」みたいな名前の本には一度に複数の事柄を習慣化しようとするのはストレスになって失敗する可能性が上がるのでおすすめしない、的なことが書いてあった。

でも、悪い習慣を続けている事自体がストレスになって、精神力を削っていくってこともある。たとえば夜更かしがそうだ。

【夜更かしがあなたの人格を破壊する  かもしれない】

ぼくはかれこれ5年くらい、平日の睡眠時間は5〜6時間。翌日に予定の無い金曜や土曜の夜は、朝まで起きて夕方まで寝るっていう悪い習慣を断ち切れないでいる

夜更かしした翌日は最悪で、目は腫れぼったいし、頭がドクドクしているような感じがするし、やる気もでない。メンタルの不調と重なると、気づいたらぶつぶつ独り言を言ってるありさまだ。何度もやめようと思って数日は早く寝られても、結局元のサイクルに戻る、ってことを繰り返している。

無策のまま早寝にチャレンジしてもまた失敗するのは明らかなので、まずはオナ禁と同じく、なにが夜更かしの原因なのかじっくり考えてみたい。

【ぼくは夜更かししながら何をしているか?】

■youtube
人がたくさん出てくる賑やかな動画が好き。音楽とか一人きりになるものを楽しめなくなった。孤独感を埋め合わせようとしている?

■ゲーム
囲碁、将棋。中毒性が高くてやめられない。勝つと充実感があるし、負けるとひどく悔しい。普段の生活で得られない充実感を求めている?

■ネットサーフィン
ひたすら気になった見出しや頭にうかんだ疑問に反応して、クリック→読む→クリック→読むを延々と繰り返している。読んでいるものは結構まじめなものが多い。自分の問題を解決したい。だから、いろんな知識を身につけたい。その欲求に応える身近な方法がネットなんだと思う。いい気分にもなるし。

【自棄がダメサイクルを駆動する】

9日前まではここに自慰とアダルトサイトの巡回も加わっていた。執着している対象を並べて見て思ったのは、自分が本当に欲しいもの(→孤独じゃない感、充実感、思い悩みの無い状態)が手に入らないから、それらに依存しているってことみたい。

原因と結果で言うなら、欲求不満が原因でメディア中毒はその結果だ、メディア中毒は夜更かしの原因で、結果としての無〜低気力状態は、本来欲しかったものから自分をますます遠ざける。

うすうす気づいていたけど、孤独じゃない状態とか本当の充実感とか、自分は諦めた“つもり”だったんだなー。絶望して、だから俺はこれでいいんだ!って虚勢を張っていたのに、本当は寂しかったのね。

単に上の悪い習慣をやめても欲求不満の状態は変わらない。ぼくは孤独で、充実感のない毎日を過ごし、暗い気持ちを気晴らしする娯楽すら、自分から手放そうとしている。あらためて自分に希望を持って、「本来の欲求(本当に充実した生活)をかなえるために、悪いことをやめる」って理屈が自分に対して成立していなければ、欲求不満の状況に耐えるのは辛いんじゃないかしら。

(ポルトガルはドラッグを非合法化して、規制や検挙にかかるコストを社会から孤立したドラッグアビューザーを社会に再埋め込みするための社会支援にまわし、その取り組みは大きな成功をおさめている。ポルトガルにあって私の身の周りにないのは、やさしい誰かからの支援じゃないですか?どうなんですか?)

改めて自分に希望を持つことはものすごく怖いし、正直、情けないけれど自分には無理だ、失望したくない、と思ってしまう。

もし中毒をやめて、孤独な時間、満たされない時間と真正面から向き合ったら、自分はどうなるんだろう。静かな独りの時間と向き合うことも、とても怖い。

【自己改善教に入信】
具体的な希望が持てなくても、きっとよくなると信じる、ってのも一つの手だ。オナ禁には実際そんなところがある。「どういうわけだか知らないけれど、人生好転しました!」なんて言葉をやめて信じているからオナ禁なんてやってるし、その意味する所は「希望は元気になれば空から降ってくる」っていう信仰なのかもしれない。猪木も言ったじゃないか「元気があればなんでもできる!」。

欲求不満からはじまるサイクルで、自分にとって一番手をつけやすいのは、まずはやっぱり、夜更かしをやめることかな。仕事のことや人間関係の問題は込み入りすぎて今すぐ手がつけられないよ。あと運動は手軽に充実感あるしよく眠れていいよね。

〈目標〉
以下をオナ禁と平行して実践&習慣化
●23時就寝の7時間睡眠
●毎日30分の運動
●タバコは21時まで
●ベッドの中でのyoutube、ネットサーフィン禁止

〈目的〉
バイタリティ向上

〈準備〉
●PCを23時で自動でシャットダウンするように設定
●囲碁将棋アプリの削除

〈考えうる障壁〉
他にやらなければならないことでも出来なければ、それでもやっぱりネットサーフィンはするし、youtubeも見るだろう。これ以上寝るのが遅くなると、明日、寝不足でつらい思いをするってことを知りながら、あと1時間、あと1時間と引き伸ばすいつもの失敗パターンはどうすれば克服できるのか。

ここでも、目先の報酬と明日や遠い未来の不確かな報酬が天秤にかけられている。
寝不足の状態が辛いことは経験で嫌というほど知っていても、自棄になった人間には不確かな未来の報酬に説得力を感じることが出来ない。

それならば、自分で勝手に未来の報酬をでっち上げる、というプランがある。よく習慣や意志力の本で言われる「自分へのご褒美」だ。でもわたし、使えるお金で買える欲しいものは何一つ我慢してないんだよね。これ以上無理して何かを買うのはむしろ罰ゲームなんだよね。お金で買えないものをご褒美に設定したところで、手に入るかなんてわからない。

というわけで自分へのご褒美案は却下。やっぱり正攻法で、自分が成功している姿とか「未来の報酬」をしっかりイメージすることが大事?
それがイメージできないから困ってるのに!

もうね、きっと良くなると信じるしかない。やって得することはあっても、今以上に悪くなることなんて何一つないんだから。

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