【1日目】衝動をコントロールするってどういうこと?

初日から失敗。まあそんなもんやわ。

【わかっちゃいるけどやめられない】

失敗から学ぶためにも今日は衝動をコントロールする方法について考えたい気分だ。
こういった問題は研究者さんがよく考えているので、いまさら俺が人間の衝動と自制の原理原則について自力で考えるなんて非効率なことはやめてNaverまとめ「あなたをコントロールする衝動」みたいなん読んだ方がずいぶん賢い。でもそんなんもうわかりきってるでしょ。自制心とかGRITとかスタンフォードのなんたらかんたらとか。

例えばGRITを伸ばす方法ってものがあったとして、それをやり切ることがそもそもGRITが高いひとじゃ? 俺はもともと「わかっちゃいるけどやめられない」人だから、人間の自制心や衝動の仕組みを知ったところで、「知っちゃいるけどやめられない」事になるのだ。いままでそうだったし。

【「わかっちゃいるけどやめられない」自分を嫌うこと】

以上のようなことを考えていると、できない自分を嫌うことになる。自尊心が低下してしまい不幸な気分になる。これは良くないだけでなく、しかし、間違いではないだろうか

有名な心理学の実験にマシュマロ・テストというものがある。4歳児の前にマシュマロを置いて、どれくらい我慢できるか時間を計るテストである。犬にマテをさせるのと同じようにガキにマテをさせるのである。そのテスト自体にどんな意味があったか知らないが、その後の追跡調査によると、長く我慢出来たガキは将来成功者になったり健康だったり幸福だった率が高かったらしい。(私にあてはめれば小さい頃から自制心がないので大人になった今、禁煙はできないし肥満だし朝起きられないのだ。

【できないやつはできないのである】


これを踏まえて言えば、自分に起こった「わかっちゃいるけどやめられない」っていう性質の事柄に対して自己嫌悪になるのは、ベンチプレスで100kg上げる筋力がない人間が上げられない自分を卑下するようなもので、傲慢というか無茶というか自分知らずというか、とんだ勘違いである。もともと、4歳の時から、できないやつはできないのである。

【マシュマロ・テストに反論したい】


あとさーGRITが低いから不幸って実は凄いアメリカ的な価値観と癒着してんじゃないの?
ヴォネガットの『ローズウォーターさんあなたに神のお恵みを』にこんなジョークが出てくる。

「貧乏は恥じゃないよ」
「そうだな」
「でもほとんど同じだ」


アメリカでは(まあ日本でも)貧乏は恥だ。みんな成功者が大好きで、ホームレスはみんなLAZYだからそうなったと言われる国だ。貧乏人でさえもホームレスを憎んでいる。同じくらい貧乏な自分を憎んでいる。


GRITが低くて競争を勝ち抜けない人は、収入も低いだろう。
彼らが不幸かそうでないかは誰が決めるんだろう。
できないやつはできないのだ。


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